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任意売却後の「残ったローンはどうなるか?」
投稿日:2016/10/08 更新日:2023/07/06
こんにちは、一般社団法人任意売却公正協会 代表の高倉です。
任意売却をした際に「残ったローンはどうなるか?」とご質問を多く受けるので、残ったローンについてご説明します。
まず任意売却は、市場相場より住宅ローン残高が高い場合などに行う方法になります。
市場相場 < 住宅ローン残高
市場相場より住宅ローンが高いので一般の売却ですと自己資金を出さないと売却が完了しない所、任意売却であれば住宅ローンを一部残して売却することが可能です。
任意売却をしたほとんどの方は、ローンが残っているはずです。
この「残ったローン」をどうなるのかですが、借入先(債権者)へ残ったローンの返済が必要となります。
新しい生活にお金もかかるに「まだ払うの?」と思われかもしれません。
ただ住宅ローン返済をしている間は、お持ちの不動産に抵当権と言う強い権利が付いていたので、返済については厳しい対応をされますが、任意売却で不動産を売却してしまっているので、借入先(債権者)からの催促は、非常に緩くなります。
借入先(債権者)は、取れるものが無くなっているので、「払ってください」と言うお願いに近くなります。
どのくらい払うかと言うと、「払える範囲」の支払いです。
払える範囲とは、収入から生活費等を引いて残りがあれば返済を望まれます。
(生活費;食費、賃料、交通費、借入れの返済など)
「生活状況報告書」などの書面に収入や生活費を記入して交渉しますが、すべて生活費で終わってしまい、何も残らない方が大半をしめるでしょう。
交渉次第なので1円も返済していない人もいれば、言われるがまま月数万円も支払っている方もいらっしゃいます。
最初は、返済できなかった責任を感じ返済していても、年月が経過すると普段の生活が中心となり、返済しなくなるのを借入先(債権者)もわかっているので、しばらくすると条件を提示してくることがあります。
借入先(債権者)にもよりますが「何十万かまとめて払うなら残ったローンをゼロにする」と言って来たらチャンスです!
さらに交渉で金額を下げることも可能なので、残ったローンが1000万円あっても30万円でゼロにした方もいます。
残ったローンを無くすのは、自己破産だけではありませんよ!
【この記事を書いた人】
大学時代に自営業を営んでいた実家が競売直前に売却することなってしまった経験から「住宅ローンについて相談する場所が必要!」と痛感し、非営利団体を設立し『住宅ローン無料相談所』を開設しています。
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