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任意売却は、いつまで販売可能か?
投稿日:2016/11/03 更新日:2023/07/12
こんにちは、(社)任意売却公正協会「住宅ローン無料相談センター」 代表の高倉です。
任意売却で販売を開始したものの、思うように購入者が見つからない場合があります。
売却できない②つの要因
①不動産の要因:室内状況が悪かったり、日当たりなどの条件が悪かったりする場合などで、任意売却している不動産が原因の場合。
②販売価格:銀行(債権者)の指示してきた販売価格が市場価格より高い場合。
任意売却で売却できない理由が②の場合がほとんどです。
いくら販売活動を頑張っても、市場相場より高く売るのは、難しいのが現実です。
任意売却で引越代を希望している方などは、早く任意売却が完了しないかと心待ちにしていらっしゃるはずです。
売主さんより
「いつまでに任意売却の販売が完了しますか?」
「いつまで住めますか?」と投げかけられます。
ただ実は、販売活動が長くなるとメリットもあります。
任意売却で販売時間が長い場合のメリット
任意売却で販売中は、住宅ローン返済がストップしますので購入者が表れないと、収入がある方なら引越費用を貯められる期間にもなります。
いつまで販売しているかによって貯蓄額も変わりますので、「売れて欲しいけど売れない方が助かる」と言った状態になります。
任意売却で販売できる期間は、銀行(債権者)によって異なりますが、販売がスタートしてから3~6か月間があります。
さらにこの期間中に売却できない場合には、競売に移行されます。
競売に移行されも任意売却で販売可能
競売に移行されても裁判所の指示の元に行われるため準備期間が必要です。
すぐに購入者が決まらないため、この準備期間中でも任意売却で販売が可能です。
準備期間がいつまであるかは、裁判所の混み具合(競売件数)になります。
横浜市の不動産の場合だと横浜地方裁判所が競売手続きを行い、横浜地方裁判所では通常5~6か月です。
この期間中であれば任意売却での販売が可能となります。
任意売却でいつまで販売できるのか?は、それぞれ異なりますが、約5~12か月ほど可能です。
【この記事を書いた人】
大学時代に自営業を営んでいた実家が競売直前に売却することなってしまった経験から「住宅ローンについて相談する場所が必要!」と痛感し、非営利団体を設立し『住宅ローン無料相談所』を開設しています。
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