ご相談事例

敷地の一部を売却して2世帯住宅に住み続けられた。

ご相談内容

横浜市瀬谷区在住の栃木さん(仮名)は、息子さん夫婦と同居するために約12年前に土地を購入、2世帯住宅を建てられましたが、息子さんと仲が悪くなり出て行ってしまいました。

住宅ローン返済は、親子二人で協力して返済しており、息子さんは当初、支払ってくれていましたが、半年で入金してくれなくなってしまいました。

栃木さんだけでは返済できず、仕方なく一戸建てを売却しようと考えられ不動産会社に査定を依頼すると住宅ローン残高より低い査定額でした。 

査定額<住宅ローン

 

 

相場より高い金額で一戸建ての売却活動を行っていましたがご案内がなく、不動産会社から売却価格を下げないなら「もう手伝えない」と断られていました。

その担当者から「任意売却」ぐらいしか売却する方法がないと教えられ、当協会のHPを見てもらいご相談となりました。

息子さんと仲直りを提案しましたが難しいとのこと。

栃木さんは、任意売却で一戸建てを処分しようと考えらましたが、たまたま駐車場に下水の升、上水道の止水栓、都市ガスの杭があることを見つけました。

「2区画を購入して2世帯住宅を建てた」とのことが分かりアイディをひらめきました。

 

ご提案、アドバイス

駐車場として利用している敷地の一部分だけを売却して、売却資金で住宅ローンに充当して返済を下げ住み続ける方法をご提案しました!

 

3つの問題

建築基準法:建ぺい率、容積率、斜線制限など、

金融機関の抵当権:住宅金融支援機構の住宅ローンを借りており土地、建物に抵当権が設定、

共有名義:土地、建物の名義は、息子さんと共有名義ですので協力が必要

 

3つすべて問題ないことを確認できました

特に敷地の一部を売却することで、残す2世帯住宅が建築基準法を満たせないと、売却もできなくなってしまう問題があり、売却面積を約70平米としました。

 

現状とその後

栃木さんの住宅ローン返済が延滞回数が増えてしまっていたので、売却を急ぐ必要があり敷地の一部分は不動産会社に購入してもらいました。

不動産会社だと事情も理解してくれ、早期の現金化も対応してもらえ、無事資金を住宅ローン返済に充当することができました。

住宅ローン返済も栃木さんの年金で支払える範囲です。

敷地の一部は、3階建てを予想していましたが、2階建てだったの日当たりも悪くならずに済みました。

 

担当者より一言

たまたま見つけたマスでご提案。駐車場は1台になりましたが、2世帯住宅を残ることができたので、息子さんと時間をかけても仲直りしてもらい、また同居してもらいたいと願っています。

 

TEL

0120-44-8398営業時間10:00-19:00 / 土日も対応しています