ご相談事例

某協会に任意売却を勧められ「依頼したものの半年連絡がない!」

こんにちは、一般社団法人任意売却公正協会 代表の高倉です。

 

ご相談の電話が1本ありました。

「某協会に任意売却を勧められたものの、半年経っても何も連絡がない!」とのことです。

また「その某協会と当協会は、関係性がないのか?」

 

「協会名が似ているので、関連会社ではないか?」など質問されましたが

「まったく関係がありません」

「別法人です」とお答えしました。

 

詳しく聞くと、某協会をインターネットで見つけ、事務所に相談に行ったそうです。

住宅ローン返済が厳しいことを伝えると「任意売却した方が、あなたのためにベストな選択だ!」と勧められ、その場で任意売却をお願いしたそうですが、相談してか半年以上経つのに何も連絡がないそうです。

任意売却をするためには、住宅ローンを3~6か月滞納しないと任意売却を進められないのですが、その間、半年以上も一回も連絡がなくほったらかしとは考えられません。

 

某協会の名前を聞くと、全国規模で任意売却を対応している大手の協会さんです。

任意売却の一般的な流れなどを説明すると「同じようなことを、何となく聞いたかもしれない?」とのことです。

 

任意売却の流れを一度説明しただけでは、理解するのは難しいです。

某協会さんは、担当者の一人当たりの件数が多く、任意売却は、作業量が多いためこまめに連絡できないのではないかと予想されます。

 

尚、ご相談者は、栃木県にお住まいとの事でした。

「某協会は、東京支部の方らしく、なるほど遠方なので簡単に会うこともできなのでしょう。」

 

当協会でも依頼できるか聞かれましたが当協会は、ご相談者が遠方だとお会いする機会も多く取れずご相談者にとって満足いただけるご対応ができないため横浜市周辺エリア限定としていますのでお断りさせていただきました。 

 

某協会さんは全国規模で対応されています。

ご相談者ごとにあまり時間を割けないために、ご相談者を不安にさせたのだと思われます。

 

コミュニケーション不足だと思います。

大きな会社だからと言って安心できないですね。    

 

[この記事を書いた人]
(社)任意売却公正協会 代表理事 高倉 由浩
大学時代に自営業を営んでいた実家を競売直前に売却することを経験し「住宅ローンについて相談する場所が必要!」と痛感し、非営利団体を設立し『住宅ローン無料相談所』を開設しています。