ご相談事例
返済しているのに残高が増えていく!
投稿日:2015/12/25 更新日:2023/06/25
横浜市神奈川区へご相談に行ってまいりました。
ご相談者の状況は、信販系の住宅ローンを16年間返済してきました。
住宅ローンを何ヶ月か滞納して、すでに期限の利益を喪失(以下:喪失)してから、もう半年以上経過していますが、支払いを続けている?とのことでした。
喪失すると、支払いをする事も出来なくなり、競売に移行するのですが、住宅ローンを支払っている事?に理解できませんでした。
お会いし詳しく聞くと、住宅ローンの毎月の返済は毎月12万円(共益費は別)でしたが返済が厳しくなり、延滞の回数が増えてしまい、喪失後に銀行から「いくらなら払えるか?」と聞かれ6万円支払っているそうです。
状況は、住宅ローン残高:1200万円 市場相場:1600万円
なるほど!! 銀行は、あえて競売にかけず延滞金狙いでした!
喪失してしまうと住宅ローン残高に対して延滞金が通常約14%取られます。
今回のケースでは、
住宅ローン残高1200万円×14%(年利)=168万円
1カ月当たり約14万円延滞金が加算されています。
毎月14万円延滞金が増えており、返済は毎月6万円を払っていても、毎月8万円延滞金が増えています。
毎月6万円を払えるうちは払わせながら、延滞金をどんどん膨らませているのです。
返済していてもローン残高毎日増えて行きますので、ある程度の膨れ上がったらいずれ銀行は競売にかけてきます。
ご相談者に詳しくご説明しましたが、返済しているのにローン残高が増えていることに理解してもらえませんでした。
銀行に私が変わりに状況を確認して再度対策を練る事になりました。
銀行は、あたなに有利な方法は教えてくれませんでご注意ください。!
【この記事を書いた人】
大学時代に自営業を営んでいた実家が競売直前に売却することなってしまった経験から「住宅ローンについて相談する場所が必要!」と痛感し、非営利団体を設立し『住宅ローン無料相談所』を開設しています。
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