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任意売却が上手くいかないケースとは?
投稿日:2016/11/11 更新日:2022/03/25
こんにちは、
(社)任意売却公正協会「住宅ローン無料相談センター」 代表の高倉です。
「任意売却は、必ず成功しますか?」
「上手くいかないケースは、ありませんか?」とご質問を受けます。
やはり任意売却が上手くいかない場合もあります。
要因は、大きく③に分けられます。
①債権者(銀行)が指示してきた任意売却の価格
②不動産要因 (室内状況が悪い、日当たりなどの条件が悪い)
③各債権者との交渉力
①任意売却で売却する際の売却価格は、
債権者(銀行)が指示してくることが多くあります。
相場より高い売却価格を指示されてしまうと、
いくら努力しても売却が上手くいかない場合があります。
債権者(銀行)は、それぞれ不動産査定部門があるのですが
「どうしたらこの価格がでるの?」と思う金額を言ってくる場合もあり
高い価格だと中々上手くいきません。
この売却価格については、一般の売却と異なるところです。
②任意売却する不動産の条件が悪いと
相場の金額でも売却が上手くいきません。
例えば、
・室内の汚れ、荷物の多さ、臭い、
・日当たりの悪さ
※極端に条件悪い場合に限ります。
①でも説明したように任意売却の価格を指示されますが
室内まで銀行(債権者)が確認しに来る訳ではないので
価格に反映されません。
逆に、室内状況が良かったりすると
すぐに売却できてしまう場合もあります。
③債権者(銀行)との交渉が上手くできないために
売却がスムーズに行かない場合があります。
任意売却は、一般の売却知識だけでなく
任意売却のノウハウ、経験がものを言います。
また、債権者の他に税務署、行政機関と税金の交渉を行うので
一般の不動会社では難しいと思います。
そのため自宅のポストに「売却求む」「限定で探している」など
チラシが入る大手不動産会社に依頼しても
任意売却が上手くいかない訳です。
任意売却を依頼する場合には、
専門に行っている会社もたくさんあるので探してください。
□まとめ
以上のように売主さんや不動産ではなく、
第三者の要因よって上手くいかないのです。
任意売却を勧める会社によっては仕事欲しさに
「任意売却ならすべて上手くいく」
「成功率○○%!」
などと言う会社には気を付けた方がいいと思います。