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横浜市税を延滞するとどうなるか? を調査する。
投稿日:2016/11/02 更新日:2022/03/25
こんにちは、一般社団法人任意売却公正協会 代表の高倉です。
昨日、横浜市神奈川区の方より電話相談があり
横浜市税の延滞があると、今後どのような弊害があるか説明しました。
税金を延滞すると「延滞金が発生するので早めに払う方がいい」とお話ししていたら
「延滞金がかかるなら、カードローンで借りてしまった方が安いのでは?」と質問されました。
税金の延滞金は14.6%と高金利でしたが、
現在は下がっているのでカードローンとの比較をしてみます。
・まず滞納金について
「国内銀行の貸出約定平均金利として財務大臣が告示する割合に年1%を加算した割合に1%を加算した割合」とありますが
実際の金利を表で見た方が早いので
平成25年12月31日までは、14.6%(納期限の翌日から1カ月を経過する日までの期間は4.5%)
平成26年12月31日までは、9.2%(納期限の翌日から1カ月を経過する日までの期間は2.9%)
平成28年12月31日までは、9.1%(納期限の翌日から1カ月を経過する日までの期間は2.8%)
と今年は9.1%の延滞税です。
銀行系のカードローンだと4~14.8%ですので金利が低ければ
カードローンを借りてしまった方が安そうですが。。。
・滞納税金の充当のされ方
税金に延滞金が発生している場合に支払った場合の充当方法は、
一番古い納付期限の「元本」から支払われます。
そしてその元本に対しての延滞金(延滞税)に充当されますので
カードローンと比べ元本が早く減っていきます。
・まとめ
カードローンの返済だと元本+利息の返済になり、
返済していても元本は中々減りませんので
税金を払っていった方が総額支払いは少なくなりそうです。
①借りられるカードローンの金利に対しての毎月返済額と
税金の滞納額を合わせて額の総額を出す。
②税金の滞納計算書を将来の日にち作成してもらい総額を確認。
(ご存知ないと思いますが滞納の計算書は、将来の日付けでも作成してくれます。
また役所などに電話一本で作成し郵送してくれます。)
そして①と②を比較をすると
答えは、「カードローンの金利次第」と言うことになりました。
予想になりますが
滞納税金額が少なく、毎月税金の支払いができるのであれば
カードローンの方が高い支払いになりそうです。