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横浜市簡易裁判所へ 「住宅ローンは延滞していないのに?」
投稿日:2016/10/25 更新日:2022/03/25
こんにちは、一般社団法人任意売却公正協会 代表の高倉です。
本日は、横浜市神奈川区にある神奈川簡易裁判所へ行ってきました。
神奈川簡易裁判所の場所は、東神奈川駅から4~5分ほどで
「こんな場所にあったの?」と言ったぐらい駅に近い場所です。
神奈川簡易裁判所:神奈川県横浜市神奈川区西神奈川1丁目11−1
045-321-8045
出向いた理由は、現在横浜市港北区のマンション売却をしているご相談者へ
神奈川簡易裁判所から特別送達郵便で「支払督促」が届いてしまいました。
マンションを所有しているご本人は、現在病気になられ入院中のため
お母さまが書類を受け取り、さすがに不安になり連絡がきました。
支払督促の流れは、他のご相談者でも経験があるのである程度分かっていたのですが、
「家族が書類を受け取ってしまうと効力が発生してしまうか?」を
事務所より近いこともあり確認してきました。
なぜ効力が発生するのを気にしているかと言うと
支払督促は、何もせずに判決が確定してしまうと「強制執行」ができるようになります。
現在売却中の港北区のマンションが差押えられ
最悪は強制競売をされてしまいます。
簡易裁判所の職員に質問を投げかけても曖昧な返答です。
それでも質問を投げかけると
家族が受け取ってしまうと「受け取った」と
裁判所より債権者へ連絡が行ってしまうそうです。
家族が一度受け取ってしまうと、
本人がそのマンションにいないことが分かっても
公示などをして先に進んでしまうようです。
ご本人は、現在入院中のため住宅ローン返済は、
傷病手当でなんとか延滞せずに返済中です。
お母さまは住宅ローンだけは延滞しなようにしていたので
なぜ裁判所から書類が届くのか理解できなかったそうです。
どうやらカード会社の借入れがあり延滞していたようで
ご本人と連絡が取れないので法的に動いてきた状況です。
お母さまも収入源がないためカード返済などを協力はできないとの事。
マンションが売却できれば住宅ローンを返済しても資金が残るので
カードローンも返済できます。
債務整理も平行しつつ、マンションの早期売却が必要になりそうです!