任意売却
川崎市へ税金交渉 「いつまで任意売却できるか?」
投稿日:2015/11/24 更新日:2023/06/21
川崎市へ税金交渉に相談者と行ってきました。
相談者は、川崎市に在住で住民税や健康保険料の滞納があり、ご自宅に差押えが付いていました。
これだけでなく公売(競売と同じように川崎市が家を強制的に売却して納税させます)をすると言われているとの事だったので、ご相談者と川崎区砂子にある「かわさき市税事務所」に行ってきました。
窓口は、「市税事務所納税課特別収納担当と肩書きが非常に長い!」
窓口で予約したことを伝えると奥の相談ブースに移されました。
ちょうど目の高さに、差押えた動産(車、バイク、切手、絵、真珠?のネックレス)や公売を行ったマンションの資料が横浜市にはありませんが貼ってあります。
「税金を滞納するとここまでやるぞっ」と言うのを見せるためでしょうが、私は見慣れているので何ともないですが、普通の方はこんな物まで差押えるのかと驚かれるはずです。
相談者と同席させてもらい、川崎市の方針を確認したところ、
「滞納が長期化している」
「返済計画が守られていない」
「いつまでも待つことができない」
と厳しい口調。
「川崎市としては、不本意ながら公売により税金回収をします」とのこと。
ご相談者とは、事前に収入や住宅ローンの支払額を聞いており自力で税金を納めるのは難しいので、事前打合せをして交渉に臨んでいました。
交渉の順番は、
①分納をすることで公売を待って欲しい。①が無理なら②へ
②自宅を公売ではなく任意売却をすることで、多く税金を納めたい。
公売だと安く売却されてしまうので①をお願いしましたが無理とのこと。
続いて②、公売で売却されてしまうと住宅ローンの返済もできず債務も多く残ってしまうことから、自宅を任意売却するので公売を待って欲しいとお願いしたところ、担当者が中に入り、
いつまでとは言えないが売却をする期間をもうけるので、しばらく様子をみる事で了承してもらえました。
川崎市と約束してしまったので早期に高く任意売却を行い、税金納付と住宅ローンの返済を行わなければなりません。
翌日より任意売却に向け役所調査と、広告などに掲載する写真を撮りに行くことを約束しました!
川崎市に高く売ると言ってしまい、いつまでに売却をしないと公売にするなど条件が出ませんでしたが、急がなければなりません。
時間も限られているのでプレッシャーですが、相談者のためにも頑張ります!
【この記事を書いた人】
大学時代に自営業を営んでいた実家が競売直前に売却することなってしまった経験から「住宅ローンについて相談する場所が必要!」と痛感し、非営利団体を設立し『住宅ローン無料相談所』を開設しています。
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0120-44-8398営業時間10:00-19:00 / 土日も対応しています