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公売とは?

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公売(こうばい)とは、滞納税庁が、国税徴収法に基づき、滞納税金の回収のために差し押さえた財産(不動産または動産)を換価するための手続きのことです。

税金の滞納があり解消されないと判断されると、まず資産の中で換金できるの物を調査され差押えられてしまいます。

 

どんな物を差押えられるかと言うと、不動産、車、バイク、絵画、切手、貴金属などで生活に欠くことができない物以外はすべてです。

「差押え禁止動産」(民事執行法131条)衣服、寝具、家具、台所用品、畳及び建具(カラーテレビ、エアコン、テーブル、冷蔵庫、たんすなど)

 

不動産であれば法務局で登記簿謄本などで調べられますが、動産についてはどうやって調べられるのでしょうか?

 

車やバイクは、ナンバー登録状況で分ってしまいます。

物を自宅に隠せば大丈夫かと言うと、自宅にも滞納課の担当者がいきなり家宅捜索にやってきます。

実際に自宅に何人も来て資産がないか探されたご相談者もいます。

 

差押えられた不動産や動産は、ヤフーオークションや公売情報などで一般公開され売却して税金に回されます。

希望する条件を登録しておくと、物件情報をメールマガジンでも配信するサービスも登場しました。

 

不動産の公売は、競売と比べ知られていないため参加している人が少ないので、市場相場より格段に安く売却されてしまいます。

さらに売却価格は、不動産鑑定士が査定するので、勝手に査定されこの費用も約30万円ほど取られてしまいます。

 

公売は安値で売却換金されてしまうので、住宅ローン残高まで返済に回らず、自宅は無くなり住宅ローンだけ残ると言う最悪な状況になる方が多くいらっしゃいます。

 

公売にならない様に事前対策を怠らないようにしてください。

尚、当協会では、積極的に行政と税金交渉を行っていますので、お気軽にご相談ください。

 

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