ご相談事例
横浜市港北区から 「任意売却とは、住宅ローン困難者?」
投稿日:2017/03/02 更新日:2023/07/21
こんにちは、(社)任意売却公正協会 代表の高倉です。
横浜市港北区在住の方よりご相談のお電話を頂戴し、数日後に直接面談をいたしました。
ご相談者の武藤さん(仮名)は、横浜市港北区の一戸建てに住んでいます。
武藤さんは60歳で定年になり、現在は嘱託として働いていますが、以前の収入の3分の2ほどに収入減。
今までの感覚で生活していたら、貯蓄も底をつき固定資産税を滞納している状況。
ついにご自宅に港北区役所より差押えを付けられてしまい、ご不安になり当協会へ連絡をいただきました。
武藤さんは、港北区役所に出向いて収入額、住宅ローン返済額、学費を詳しく説明しても聞き流すような態度。
「住宅ローン返済もあり税金が厳しいので少し待って欲しい」と、お願いしたところ「住宅ローンが困難者は一戸建てを売ればいい」と言われたそうです。
武藤さんは、「マイホームを売って税金を納めろ」と言う態度に、憤慨したそうですが「他の人は払っている」「公平性のかける」と言われてしまい、とりあえず自宅に戻ってきたそうです。
税金は、
- 自己破産しても返済義務があること
- 延滞税もかかり膨れ上がってしまこと
- 公売のリスクがあること
などを説明しました。
武藤さんの一戸建の査定をしてみると、ざっと4000万円です。
残債は約2300万円なので、売却すれば手元に約1600万残り、税金を払ってもまだ手元に残ります。
売却以外に方法がないかとおっしゃるので、投資家などに購入してもらい、住宅ローン返済の変わりに賃料を払うリースバックをご提案しました。
評価がどのくらいでるかを査定してみることで、次回、結果をご報告することになりました。
【この記事を書いた人】
大学時代に自営業を営んでいた実家が競売直前に売却することなってしまった経験から「住宅ローンについて相談する場所が必要!」と痛感し、非営利団体を設立し『住宅ローン無料相談所』を開設しています。
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