ご相談事例
「ローン頑張れば資産になる?」 横浜市鶴見区の任意売却された事例
投稿日:2016/10/24 更新日:2023/07/11
こんにちは、一般社団法人任意売却公正協会 代表の高倉です。
横浜市鶴見区の分譲マンションに住む野村さん(仮名)が任意売却された事例をご紹介します。
野村さんは、現在64歳、住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)の住宅ローンを組まれています。
築24年の横浜市らしい高台にあるマンションです。
現在の収入は、ご夫婦の年金収入です。
住宅ローン返済が厳しくなりリスケジュールにより毎月返済額を減額してもらっていました。
(リスケジュールとは、返済額や返済期間を一定時期減額する方法です)
これ以上は、期間延長できないと言われ、返済額14万円から17万円(管理費など含む)にアップしており、カードローンなどで補てんしていました
年金収入は、2人合わせて月額25万円あるものの、カードローンの返済もあるため、借金で借金を返済している状況。
借金は、ご夫婦で約80万円。
このまま11年の住宅ローン返済は無理と判断。
野村さんは、住宅ローン返済を続ければ、いずれ借入が終わり、資産になると信じ、借入れをしながら頑張ってきました。
ただ借入れを続ければ雪だるま式に増えてしまい、自己破産しかなくなり自宅も処分されてしまいす。
野村さんの横浜のマンションは市場相場1,300万円に対して、残高は1,800万です。
借入額の方が高いので任意売却しか売却する方法がありません。
(任意売却とは、住宅ローン残高より市場相場が高い場合に、住宅ローンの債務を一部残すことが可能です。)
お子様なども任意売却について説明して欲しいとご希望があり、8人全員と話し合う機会を設けました。
全員横浜市に住んでいなかったため「任意売却とは?」など同じ説明を何度もいたしました。
野村さんや家族全員が任意売却を理解してもらえ、横浜のマンションを処分して、楽になることを決意。
問題なく任意売却を行い、横浜市内のお孫様の近くの賃貸へ引っ越しました。
賃料も8万のため年金収入でも十分生活できるようになりました。
住宅金融支援機構の残債は、家計状況からして返済の免除。
他の借金は野村さんの希望から債務整理などせずに返済を希望されもうすぐ完済。
野村さんは、今までお孫さんにお小遣いを上げられないので会わないようにしていたそうですが、
お小遣いを渡せるようになったのを大変喜んでいらっしゃいました。
【この記事を書いた人】
大学時代に自営業を営んでいた実家が競売直前に売却することなってしまった経験から「住宅ローンについて相談する場所が必要!」と痛感し、非営利団体を設立し『住宅ローン無料相談所』を開設しています。
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