ご相談事例
管理会社から「催告書」が届いた!
投稿日:2016/06/08 更新日:2023/07/04
管理会社から「催告書」が届いたとご相談がありました。
ご相談者は、半年ぐらい前に住宅ローン返済についてアドバイスさせていただいた方からのご連絡でした。
管理費等の滞納をしていたそうで、管理会社より滞納分を解消するようにと催告書を書留内容郵便で送られ付けられ、ご不安になり面談となりました。
内容は、
・管理費等の滞納約16万円を書面到着7日以内に払え
・区分建物法第19条、管理規約で払う義務がある
・払わないと法的手段を取る
・財産の差し押え等の措置を取る
・管理会社「債権管理室」に電話する
と言った内容です。
滞納約16万円で催告書を送り付けてくるのは珍しいケースですが、どうやらご相談者は、管理会社からの電話に出ていなかった様です。
こんな催告書を書留内容郵便を送り付けられることもないでしょうから、ご不安になられるのは仕方ないと思います。
すぐに法的手段を取れないこと、またすぐに差し押さえも難しいことを説明しました。
ただ生活が厳しく、住宅ローン返済もカードローンで補てんしていることから、今後どの様な返済計画にするかご相談となりました。
以前は、どうやってマイホームを維持するかをご説明しましたが、今回管理会社からの書類が届き、このままマイホームに住み続ける気持ちが薄れてしまったそうです。
このマンションの取引事例や周辺取引事例をご説明し、売却するにもこのマンション相場より現在の住宅ローン残高の方が約400万円ほど多く、任意売却でないと売却できないことをご説明しました。
頑張ってでも住み続ける必要がないと判断され任意売却を行うことになりました。
他の借金も多いことから、債務整理等の知識を付けるために、協力してもらっている弁護士さんのところに一緒に出向き、今後の売却活動のスケジュールを決定することになります。
ご相談者が希望されている売却時期があるので、うまく調整するのも当協会の腕の見せ所です!
【この記事を書いた人】
大学時代に自営業を営んでいた実家が競売直前に売却することなってしまった経験から「住宅ローンについて相談する場所が必要!」と痛感し、非営利団体を設立し『住宅ローン無料相談所』を開設しています。
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