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賃貸に出すの待って! その2
投稿日:2015/11/10 更新日:2023/06/14
前回の続きです。
前回は、住宅ローンのある不動産を賃貸に出す際の注意点をご説明いたしました。
今回は実際にあった「失敗例」のご紹介です。
ご相談者の中で賃貸に出した事で「競売」になってしまった方がいます。
Aさんは、住宅ローンの返済が厳しくなったため、賃貸に出しその賃料で住宅ローン返済することを考えれらました。
ただ住宅ローン返済には、賃料収入だけでは毎月3万円不足のため、不足分を毎月の給料で補っていましたが、ついに支払いができなくなってしまいました。
賃貸中だと前回の注意点の様に売却が難しくなってしまうので、私も入居者に退去をお願いしましたが、すぐには出れないとのこと。
売却しようにも、売却できず、ついに競売で処分されてしまい多額の債務だけ残ってしまいました。
いい方法だと思って賃貸に出されたそうですが、「こんなにことになるなら自分で住んで払っていればよかった」と後悔されていました。
入居者にも迷惑かけてしまうので、賃料相場や市場相場をじっくり確認してからから、貸し出して欲しいと思います。
尚、売買査定、賃料査定も行っていますので、ぜひご相談下さい。
【この記事を書いた人】
大学時代に自営業を営んでいた実家が競売直前に売却することなってしまった経験から「住宅ローンについて相談する場所が必要!」と痛感し、非営利団体を設立し『住宅ローン無料相談所』を開設しています。
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