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賃貸に出すの待って!
投稿日:2015/11/09 更新日:2023/06/13
住宅ローンの支払いが厳しくなった際や、残債が多く売却する事が出来ない場合、皆さま賃貸に出すことを考えられます。
「賃料で住宅ローンを払っていけば、ローン残高を減らせるし、いずれ売ればいい」
ただ賃貸に出すのはちょっと待って下さい!
★貸し出す際の注意点
①住宅ローンのまま賃貸に出すことは禁止されている
②賃借人が入居中での売却しづらさ
③リフォーム負担
④建物内の修繕負担(戸建ての場合は、外壁、屋根も含む)
⑤固定資産税の負担
⑥管理費、修繕費などの共益費(マンションの場合)
①住宅ローンは、住む為として低金利で貸し出されているので、賃貸に出すことは通常禁止されています。
入居者がいる状態でローンを組もうとすると、事業ローンとなり金利は高くなります(アパートローンなど)
②売却しづらさをご存じない方が多くいらっしゃいます。
まず賃貸中だと買主さんは中を見ることもできません。
また賃貸人がいるままだと住宅ローンを利用できませんので、投資物件として(オーナーチェンジと言います)でしか売却方法がなくなり、市場相場よりはるかに安くしか売却できません。
③貸し出せる程度にリフォーム費用が必要です。
程度にもよりますが例えば築15年でしたら、クロス全面張替え、コンロ交換、畳の表替え、障子張替え、ハウスクリーニングは必須。
またフローリング、洗面台、ユニットバスの交換が必要だと金額が張ります。
④建物内の負担とは、エアコン、コンロ、給湯器など壊れた場合には、オーナー負担となります。
⑤固定資産税は、オーナーの負担です。
⑥共益費は、毎月の賃料に含めて考えることはできますが、入居者がいない期間は、やはりご自身の負担になります。
次回へ続きます。
【この記事を書いた人】
大学時代に自営業を営んでいた実家が競売直前に売却することなってしまった経験から「住宅ローンについて相談する場所が必要!」と痛感し、非営利団体を設立し『住宅ローン無料相談所』を開設しています。
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