ご相談事例
住宅金融支援機構から「ご入金依頼書」が届いた! 横浜市西区
投稿日:2017/08/13 更新日:2023/07/28
こんにちは、(社)任意売却公正協会 代表の高倉です。
横浜市西区の分譲マンションに住む板橋さん(仮名)は、住宅金融支援機構から「ご入金依頼」と言う書類が郵送で届きました。
板橋さんは、西区のマンションを住宅金融支援機構から住宅ローンを借りています。
板橋さんは、住宅金融支援機構の住宅ローンの返済を何とか頑張ってきましたが住宅ローンを初めて滞納してしまい、住宅金融支援機構よりこの「ご入金依頼」と言う書類が、郵便で届きご不安になりご連絡を頂戴しました。
私は、見慣れており麻痺してしまっていますが、初めて住宅金融支援機構から督促の書類が届いたので
「すぐに競売などになるのでは?」とご不安になったそうです。
ご入金依頼の内容は、
ご入金依頼
お客様におかれましては、当機構の融資をご利用いただき誠にありがとうございます。
さて、平素からご返済につきましては十分ご配慮いただいているものとは存じますが、〇月分のご返済につきましては、〇月〇日現在未だご入金がありません。
今月は、〇月分と〇月分の二ヶ月分のご入金が必要となります。
このまま延滞の状況が続きますと、お支払金額が多額となり、延滞解消が困難となりますので、今一度お取引口座の残高をご確認の上、至急(遅くとも〇月〇日までに)ご入金いただきますようお願い申し上げます。
また〇月〇日までの延滞解消が困難である場合は、左記業務取扱店窓口までご連絡・ご相談ください。
あお、本状と行き違いですでにご入金や返済方法変更のお手続きをいただいている場合は、悪しからずご容赦いただきますようお願い申し上げます。
平成〇年〇月〇日
独立行政法人住宅金融支援機構
(旧住宅金融公庫)広域金融機関業務部
【ご連絡先】
独立行政法人住宅金融支援機構 業務取扱店
三井住友銀行 東京住構センター
電話03(3372)5513
03(3272)5523
住宅金融支援機構の住宅ローンを滞納すると同じ書類が届く訳ではりません。
???
「わが家も住宅金融支援機構から借りているのに?」と思われるかもしれませんが、住宅金融支援機構の住宅ローンは、必ずどこかの金融機関を窓口にして借りているので窓口金融機関がどこかによって書類内容が異なります。
板橋さんの場合には、三井住友銀行を窓口に住宅金融支援機構の住宅ローンを借りているのでこの書類が届いています。
住宅ローンを1回延滞するだけで怖がらせる様な書類が届くのは三井住友銀行ぐらいではないかと思います。
さて板橋さんは、電話でもすぐ競売にならないことをご説明しましたが、かなり心配でいらっしゃるようだったので面談してすぐに競売になることはないことなどをご説明させてもらいました。
板橋さんの状況は?
ご年齢が68歳ですがまだあと11年住宅ローンが残っています。
年金とアルバイト収入で何とか住宅ローンを払っているとのことですが、あと11年住宅ローンを払い続けることは難しいとご本人も実感していらっしゃいました。
そこで以下をアドバイスさせてもらいました。
- 延長できる住宅ローンへの借換え
- 親族間売買
- 通常売却
- 買換え
息子さんがおり返済が厳しいことを気にされており協力していただけるとのことでしたので、いつくかご提案させてもらいました。
息子さんへも説明させてもらうことを約束いたしました。
息子さんとご相談され良い方向に進めばと願っています。
※他の方がどんなご相談しているかは、
「ご相談例」で紹介していますので参考にご覧ください。
【この記事を書いた人】
大学時代に自営業を営んでいた実家が競売直前に売却することなってしまった経験から「住宅ローンについて相談する場所が必要!」と痛感し、非営利団体を設立し『住宅ローン無料相談所』を開設しています。
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