カードローン
カードローン滞納で自宅が競売に? 横浜市南区のマンション事例
投稿日:2017/02/03 更新日:2023/07/21
こんにちは、(社)任意売却公正協会 代表の高倉です。
横浜市南区の分譲マンションの住む加藤さん(仮名)は、 住宅ローン返済をしていたのに裁判所から「競売開始」の書類が届いてしまいました。
電話先で動揺しているのが分かり、急きょ面談をすることにしました。
カードローンで補填
加藤さんは、勤務先の規模縮小に合わせて収入減。
加藤さんは、マンションが唯一の資産だと思って、住宅ローンの支払いや生活費をカードローンで補填しながら頑張っていらっしゃいました。
裁判所からの「競売通知」が届いたため驚いてしまい、どうしたらいいか分からなく、当協会のHPに辿りついたそうです。
「競売」を仕掛けてしてきたのは、信販系カードローン会社でした。
2種類の競売方法(強制執行)
- 不動産担保競売
- 強制競売
1は、住宅ローンを組む際に購入物件に抵当権を付けられており、 返済が滞った際の競売手続。
2は、お金を借りている場合などの金銭債務の返済が滞った際の競売手続。
加藤さんは、カード会社の返済が滞っており2の強制競売でした。
カード返済が滞納しており、電話連絡も出るのが辛く、無視してしまっていたそうで、カード会社も強行に出てきた訳です。
信販系カード会社に連絡すると?
加藤さんに変わりに信販系カード会社に連絡すると、
「全額返済をしないと競売と取下げない」とのこと。
カードローン残高320万と遅延損害金が50万円の合計370万円を用意しないいとならず、高額のため当然現金の用意ができません。
カードローン残高320万円
遅延損害金50万円
合計370万円
このままだと競売で安く落札されてしまい、家を処分したのに借金だけ残ることになるので「任意売却」をすることにしました。
遅延損害金が年利約20%もかかっていたので、早く売却して売却代金でカードローンを返済する必要がありました。
すぐに購入者を見つけることができ、住宅ローン全額とカード会社への返済をしても何とか引越費用は確保することができました。
加藤さんの感想
加藤さんは、住宅ローンさえ返済していれば マイホームは守れると思っていたそうで、「知識の無さで自宅を売却することになってしまった。早く当協会のような窓口に相談しておけば良かった」とおっしゃっていました。
【この記事を書いた人】
大学時代に自営業を営んでいた実家が競売直前に売却することなってしまった経験から「住宅ローンについて相談する場所が必要!」と痛感し、非営利団体を設立し『住宅ローン無料相談所』を開設しています。
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