ご相談事例
任意売却ではなく不動産担保ローンで住宅ローン完済。
投稿日:2016/12/16 更新日:2023/07/19
こんにちは、(社)任意売却公正協会「住宅ローン無料相談センター」 代表の高倉です。
横浜市緑区在住のご相談者は任意売却することを決断されていましたが、「不動産担保ローン」を使い通常売却をすることになりました。
横浜市緑区に在住のご相談者は、約9年前に横浜線の閑静な住宅地で住宅ローンを組み建売住宅を購入されました。
お子様も二人生まれ、順風満帆な生活をされていましたが、突然奥様が病気になってしまいました。
ご主人様の仕事は、朝早く、夜遅い勤務でした。
そこでお子様の面倒を見ることも難しいため横浜市の会社へ転職を決意。
転職先は勤務時間が短いことを第一に選択されたので、以前の収入より4割ダウン。
住宅ローン返済はできていたものの、奥様の治療費も必要だったため返済が厳しくなり、ご相談のご連絡を頂戴しました。
状況を確認すると
建売り住宅の住宅ローン残債は、3,800万円、横浜市緑区周辺の市場相場は、3,200~3,400万円(近くで新築住宅が、4,000万円弱で販売中)
市場相場 < 住宅ローン残債
市場相場より住宅ローンの残債の方が約400万円ほど高く、差額分を自己資金で捻出するか?
任意売却で売却するしか方法がありません。
ご相談者は自己資金をかき集めることも考えられましたが、奥様の治療費を考えるとここで出すことはできませんでした。
この緑区の戸建住宅を任意売却して、奥様のご実家がある横浜市瀬谷区へ引越することを決断されました。
不動産担保ローンで通常売却
ところが、奥様の親御様から「子供の為に協力したい」と言うご連絡でした。
売却のための不足分は自己資金を協力してもらうことはできませんでしたが、横浜市瀬谷区のご実家を不動産担保ローンで借入れ、不足分を補い任意売却でなく住宅ローンを全額返済することをご提案。
横浜市制約のご実家は一戸建てで、すでに住宅ローンは完済していますので、400万ぐらいは不動産担保ローンで借入れは可能だと思います。
親御様も不動産担保ローンの担保にすることを承認してくれましたので、早速担保価値がどのくらいあるか確認です。
子供の為に孫の家を売却してもらうことになったのを、つらく感じられたそうです。
良い方向に向かってくれればと願っています。
【この記事を書いた人】
大学時代に自営業を営んでいた実家が競売直前に売却することなってしまった経験から「住宅ローンについて相談する場所が必要!」と痛感し、非営利団体を設立し『住宅ローン無料相談所』を開設しています。
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