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ワンルームマンションは、違反建築? その2
投稿日:2016/01/05 更新日:2023/06/26
前回の続き。
前回、ご相談者のワンルームマンションが違反建築の可能性があるとご紹介しました。
横浜市役所に詳しく相談していくと、建築当初は駐車場を作る予定にしていたにも関わらず、建築途中で駐車場を何かに変更してしまったではないかと推理できました。
当時の建築図面も管理会社・管理事務所にも残っておらず、確認ができません。
管理会社も新築時と現在も異なり詳細も分かりませんでした。
マンションを再確認のために現地に行き外壁を見ると、
エントランスから離れた外壁の一部をコンクリートブロックで塞がれている形跡を発見!
このこのコンクリートで塞がれて奥は店舗になっているので、新築時は駐車場を作る予定で建築確認を出し、建築のあるタイミングで駐車場を潰し、店舗に変更したが推測できます。
建築時期が昭和61年とバブル前の不動産価格が上昇している時期だったので、意図的に駐車場を店舗の変更して分譲した不動会社が利益を取ろうとしていたのが予測できます。
ご相談者にご説明しても購入時の不動産会社より説明を受けておらず、銀行より融資を受けていたので、寝耳に水でしたので、中々理解してもらえませんでした。
ご相談者は、もともとこのマンションをいいことばかり言われ買わされてた不動産会社をよく思っていなかったこともあり
「違反建築の不動産を買わされた」と
損賠賠償を訴えるまで発展することになってしまいそうです。
協力してもらっている弁護士さんに損賠賠償のご相談をすることになりそうです。
購入した不動産会社も大手の会社だったでしたが、ワンルームマンションで価格も低く、問題ないだろうと思って、たいして調査しないで販売してしまった結果だと思います。
【この記事を書いた人】
大学時代に自営業を営んでいた実家が競売直前に売却することなってしまった経験から「住宅ローンについて相談する場所が必要!」と痛感し、非営利団体を設立し『住宅ローン無料相談所』を開設しています。
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