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リスケジュールは、銀行の甘い誘惑。
投稿日:2015/12/23 更新日:2023/06/25
本日、住宅ローン返済についてご相談をいたしました。
ご相談者は、横浜市都築区のマンションにお住まいの方です。
ご相談内容は、住宅ローン毎月の返済を14万円から、リスケジュールで金利のみの毎月6万円に2年間下げてもらっていたそうです。
このリスケジュールがこの年末で終了してしまい、来年から毎月16万円に上ってしまうそうです。
当初14万円→リスケジュールで6万円→来年から16万円 住宅ローン返済のために銀行のカードローンで補填しており、返済が厳しくなったので、リスケジュールを銀行に勧められたそうです。
このリスケジュールは、当初1年間の予定で、その間にカードローンを完済させるつもりでしたが、安心してしまった様で予定よりカードローンの返済が終わらず半年延ばし、さらに半年延ばしたそうですが、銀行よりもう延長できないと断言され、ご相談に来られました。
住宅ローン厳しい →カードローンで補填 →リスケジュール →返済が上がってしまう →当初よりさらに返済が厳しくなる。
とよくあるパターンです。
ご相談者のご収入はご夫婦の年金が約25万円です。
カードローンなどなければ何とか払えるかもしれませんが、返済後残るのはわずか6万円。 お子様がいらっしゃらないので自力で生活しないとなりません。
今後払い続けるのが無理なのをさすがにご本人達も理解しておりましたので、自宅を売却し住宅ローンとカードローンを完済させ、借金を一切なくし賃貸に引っ越すことになりましたが、ご本人達はご相談前に決断していた様子でした。
もっと早く売却を決断していれば、500万円以上手元に残せたのですが、このままだと手元に何も残らず破産になってしまいますので、今一番ベストな選択だったと思います。
ほとんどの方が、売却して賃貸に引っ越してしまった方が楽になることを理解していながらも、なかなか決断が遅くなり状況を悪化させています。
今回は、引越し先もこちらでお探しすることになりました。
今回も銀行がリスケジュールと言う甘い言葉をかけ、利息を多く取られた結果だと思います。
何度も言っていますが、銀行はあなたに得することは絶対に教えてくれません。
なぜならあなたが得することは、銀行が損する事だからです。
銀行の言葉には、裏があると思って下さい。
【この記事を書いた人】
大学時代に自営業を営んでいた実家が競売直前に売却することなってしまった経験から「住宅ローンについて相談する場所が必要!」と痛感し、非営利団体を設立し『住宅ローン無料相談所』を開設しています。
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