固定資産税を滞納していても任意売却は可能か？

投稿日：2016/11/04 更新日：2023/07/13

 

こんにちは、（社）任意売却公正協会「住宅ローン無料相談センター」 代表の高倉です。

 

横浜市神奈川区の方からご相談を頂戴しました。

「固定資産税を滞納していても任意売却は可能か？」

 

ご相談者のご希望で神奈川区のご自宅近くのファミリーレストランで後日面談となりました。

 

ちょうど「横浜市税を滞納するとどうなるか？」と記事にしていたのをネット検索でHPを見つけてくれたそうです。

 

「横浜市税　延滞税」と検索すると一番上に出てくるそうです。

 

さてご相談内容は、横浜市神奈川区でマンションを所有されており、固定資産税の滞納からマンションに「差押え」を付けられてしまったそうです。

 

以前より収入減から住宅ローン返済が厳しく売却を考えていたそうですが、市場相場より住宅ローン残高の方が高いため一般の売却ではなく任意売却でないと売却できないのをご存知でした。

 

売却に中々踏み切れないでいたら横浜市より「差押え」が入ってしまいショックと、「任意売却できるか？」不安になりネットで検索されお会いすることに。

 

差押えがあっても任意売却できるか？

 

横浜市税の差押えがあっても任意売却は可能です。

 

ただ問題は、任意売却で売却する際に固定資産税の滞納分（延滞税も含め）を支払わないと、差押えを取り下げてくれません。

 

ご自身で滞納している固定資産税全額を支払えば取下げてくれますが、滞納額は約100万円と高額でした。

 

任意売却の場合には、売却金額から固定資産税へ配分をしてくれますが、横浜市税への配分ができるのは20～30万ぐらいでしょう。

 

任意売却を多く手掛けているから分かること

 

もし任意売却に慣れていない不動産会社に依頼したら任意売却を進められてしまい、差押えを取下げられずまず失敗するパターンです。

 

税金は、自己破産したとしても無くなることはないので、全額納める方法を提案しました。

 

①横浜市神奈川区役所へ出向き固定資産税の分納を交渉。

②固定資産税が残り20～30万円までなったら任意売却を開始

③任意売却で売却時に配分で固定資産税を納める

 

ご相談者も納得されこのような流れでスタートします。

１～2年がかりのブロジェクトになりそうです。

 

まずは神奈川区役所に交渉に一緒に同席することになりました。