ご相談事例

住宅ローン滞納でサービサーへ債権譲渡 横浜市鶴見区

 

こんにちは、(社)任意売却公正協会の高倉です。

横浜市鶴見区在住のご相談者から、約2年半ぶりにご連絡を頂戴しました。

 

「住宅ローンの返済先が変わったのですが問題ないか?」言う内容でした。

 

ご相談者の住宅ローンの借入先は、某信販会社です。

 

その某信販会社ではなく、新しい別の会社から「住宅ローンの返済をするように」と言うお知らせが来たそうです

 

詳しく聞いてみると、住宅ローン返済を数回滞納してしまったので債権が別のサービサー(債権回収会社)に譲渡されていました。

 

新しいサービサー(債権回収会社)からは、「返済額は、できる範囲でいい」と言われているそうです。

 

 

新しい会社は優しい?

 

ご相談者は、家計が厳しいことを伝えたところ、「返済は、できる範囲でいい」と言われたそうです。

 

ご相談者は、今まで住宅ローンを毎月12万円支払っていたのを7万円にしてもらったそうですが、お客様本位で寛大な会社なのでしょうか?

 

「いいえ違います」

 

実は延滞金が膨らんでいるので、返済しているので借金は増えているのです!!

 

ご相談者の場合だと

住宅ローン残高:約2,000万円 返済額:12万円

住宅ローン返済を数回延滞してしまい「期限の利益の喪失」済み

 

期限の利益の喪失をしているので、住宅ローン残高に遅延損害金が加算されています!

 

住宅ローン残高約2,000万円 遅延損害金:年利18%

2,000万円×年利18%÷12か月=月額30万円

 

毎月7万円を支払っていても毎月30万円延滞金が膨らんでいるので

7万円―30万円=̠▲27万円

 

毎月7万円を支払っていても毎月約27万円債務が増えているのです!!

延滞金約27万円-毎月7万円支払い=▲20万円

 

 

返済すれば大丈夫?

 

サービサーからは、「毎月の返済は、元本に充当されるので安心してください」言われているようですが、延滞金についてはあえて触れられていないようです。

 

返済していても借金が増えているのを知られてしまうと、返済しなくなってしまうのであえて伏せているのでしょう。

 

いずれ延滞金が毎月30万円膨らんでくるので、返済してもらえる内は支払わせて延滞金が膨らんだとことで競売にかけてくるはずです。

 

ご相談者に電話で説明させてもらいましたが、「住宅ローン返済をしているのに借金が増えていること」を中々理解してもらえないので、直接面談してご説明することになりました。

 

住宅ローンを延滞している方は、数回延滞すると「期限の利益の喪失」となり遅延損害金が膨らんでいきますのでご注意ください!

 

他の方がどんなご相談しているは?「ご相談例」でご覧になれますので参考にしてください。

 

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