競売の連絡が来る前の対策期間?
こんにちは、
一般社団法人任意売却公正協会 代表の高倉です。
「銀行から競売の連絡があったら、どのように対策すればいいでしょうか?」
まず住宅ローンを延滞してもすぐに競売にはなりません。
皆さま1回でも住宅ローンを延滞すると
競売の連絡が来ると思われている方も多いのですが
住宅ローンを3~6回延滞しないと競売に移行しませんので事前対策は可能です。
〇住宅ローンを滞納してから競売の連絡があるまでの流れを説明します。
住宅ローンの延滞回数が3~6回(銀行(債権者)によって違う)になると
「期限の利益の喪失」となり、
あなたの住宅ローン残高すべてを保証会社から銀行へ代位弁済されます。
これで借金が無くなった訳ではなく、
窓口が保証会社に移るだけです。
そこで保証会社は、裁判所に競売を申立て
裁判所より競売の通知が特別送達で
「担保不動産競売開始決定」が送られ驚き
始めてことの重大さに気づかれる方もいらっしゃいます。
ただ競売の通知が来る前に住宅ローンの延滞をすると
延滞のハガキ、延滞の電話、督促状の送付があります。
4~5回ぐらいの延滞になると「競売を予告」する
連絡がありますので、その書類などを見ておけば事前対策が可能です。
特に「期限の利益の喪失予告について(最終督促)」などの
タイトルの書類が届きます。
最終督促の一部抜粋すると
「ご自宅を競売にかける手続きが進みます。競売では、通常の売買価格の6~7割程度で取引されることが多いため、全額返済することはできず、債務が残る可能性が高くなります。」など
競売を予告する書類が必ず届きますので、
書類を見たくなくなると思いますが、
必ず開封して任意売却を検討するなど事前の対策を練ってください!