カードローン滞納で競売に? 横浜市南区のマンション
こんにちは、代表の高倉です。
横浜市南区の分譲マンションの住む加藤さん(仮名)は、
住宅ローン返済をしていたのに
裁判所から「競売開始」の書類が届いてしまいました。
加藤さんは、マンションが唯一の資産だと思って頑張っていらっしゃいましたが
競売通知が届いたため驚いてしまい急きょ面談をしました。
加藤さんは、勤務先の規模縮小に合わせて収入減。
カードローンで何とか住宅ローンや生活費を補てんしていたそうです。
「競売」をしてきたのは、信販系カードローン会社でした。
◎2種類の競売方法(強制執行)
①不動産担保競売
②強制競売
①は、住宅ローンを組む際に購入物件に抵当権を付けており、
返済が滞った際の競売手続。
②は、お金を借りている場合などの金銭債務の返済が滞った際の競売手続。
加藤さんは、カード会社の返済が滞っており②の強制競売でした。
カード返済が滞納しており、電話連絡も出るのが辛く、
無視してしまっていたそうで、カード会社も強行に出てきた訳です。
加藤さんに変わりにカード会社に連絡すると
「全額返済をしないと競売と取下げない」とのこと。
カードローン残高320万と延滞金が50万円の
合計370万円と高額のため当然用意ができません。
このままだと競売で安く落札されてしまい、
家を処分したのに借金だけ残ることになるので「任意売却」をすることにしました。
遅延損害金が年利約20%もかかっていたので、
早く売却が必要でした。
上手く購入者を見つけることができ、
住宅ローン全額とカード会社への返済をしても
何とか引越費用は確保することができました。
加藤さんは、住宅ローンさえ返済していれば
マイホームは守れると思っていたそうで、
「知識の無さで売却することになってしまったので
早く相談しておけば良かった」とおっしゃっていました。